Log(ログ)撮影の基本 | クリエイター解説

Camera

「log」って結局なんのこと?

動画撮影の基本、Log撮影。メリットは理解しているけど、原理などの詳しいことは知らない方も多いのではないでしょうか。

今回はLog撮影の基本をまとめてみました!

 

 

Log(ログ)撮影とは

Log(ログ)とは、「Logarithm(ロガリズム)」の略語で、「対数」という

意味です。

以前までフィルムのデジタイズに使用されていた技術でしたが、現在では

アマチュアが使用するようなカメラにも搭載されるようになりました。

Logはガンマカーブ(映像の階調※1を示す数値)の一種。                                             

※1:映像の明るいところから暗いところまでを何段階に分けているかを表す数値

Log撮影は基本的に撮影後カラーグレーディングする前提となっています。

 

よく髪の毛のカラーリングに例えられますが、動画をブリーチした状態=色を入れやすい、とまずイメージしてみるといいでしょう。

 

写真の場合は「RAW」データが同じようなものです。(動画にもRAWはありますが)

RAWデータの方がlogよりもさらに生に近い素材なので色味のコントロールもしやすいです。

ただし、RAWで撮影した動画の容量はかなり大きなものになるので実用的でない側面もあります。

 

そこで、一般的にカラーグレーディングを行う場合の撮影で主流なのがlog、というわけです。

Logの特徴|メリット

カラーグレーディング

Log撮影を行うと元来より広い「色域」や「階調」で映像を記録することが

できます。

つまり、コントラストや色味がおさえられた素材でのこることになり、

撮影したデータを好みの表現に変更することが容易です。

 

白飛びや黒つぶれの防止

コントラストがおさえられている分、白飛び(明るい部分の階調がなくなる)や黒飛び(暗い部分の階調がなくなる)を防止することが

できます。

Logの特徴|デメリット

暗所では不向きなことも

log撮影は広い階調をカバーできますが、暗所では不向きになることが

あります。

log撮影で撮影した場合、ISOが強制的に上がります。

カメラで撮影できる映像の「ビット数」が少ないと、

いくら色域が広くても、映像のなかに詰め込める色の量に限界が生じ

結果ノイズが出てしまうのです。

 

昼間の撮影にはNDフィルターを

ISOが上がってしまうため、おのずと日中の明るい撮影にはシャッタースピードをおさえるためにNDフィルターを

つけたほうがいいでしょう。

Log撮影ができるカメラ

log撮影はカメラメーカーによって特徴や種類が若干異なります。

 

メーカー 種類
Sony S-log
Canon C-log
Panasonic V-log

Canon EOS R

2018年に発売された EOS R 。4K、log撮影に対応するミラーレス一眼カメラです。

 

Sony α7Ⅲ

Sonyの場合はピクチャープロファイルを設定することでlog撮影に切り替えることができます。

PP0からPP10まで段階があり、うち7〜9がlog撮影にあたります。

 

業界では定番となったSony α7Ⅲ。ミラーレス一眼カメラでlog撮影に対応し、

オートフォーカス機能もかなり優秀。

 

カラーグレーディングについては以下で解説しているので合わせてご覧ください。

【簡単】動画のカラーグレーディング3つの手順|撮影からカラグレまで
動画編集における色調整の方法をお伝えします。基礎から応用テクニックまでまとめており、編集ソフトに左右されないように体系的に解説します。

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