Top

夜の仕込みが、明日の幸せ。オーバーナイト発酵

僕の家では昔から母親が実験好きな人でした。

若いときに父と一緒にピザ屋を創業してみたり、自分で一軒家まるごと改装してみたり、つまみに合うワインを作ってみたり。子供の頃からその姿を見ていたので「あ、また新しいことをしているな。」というくらいにしか思わなかったのですが、今となってはチャレンジ精神が強い母親だと思います。その血は間違いなく僕にも受け継がれていて、おかげさまでいろいろなことに手を出しています。

ピザ屋を経営していたという話は僕が20歳を超えてから初めて聞かされたのですが、ひとつ納得いったことがあります。それは、母がパンを作っていた記憶があるから。丁寧に夜仕込んでは、翌朝には焼いていました。

発酵食品にハマり始めた頃からパンをいつか作ってみたいと思っていた僕は、昔の母を思い出しながら生地をこねます。

 

夜の仕込み。オーバーナイト発酵の魅力

夜の仕込み。オーバーナイト発酵の魅力

植物の成長を楽しみに日夜観察することが好きなので、パンの発酵している時を見守るのも至福。ただ、ずっと見ているわけにはいかないのでせっかくなら夜寝ている間に生地を休ませるのが「オーバーナイト発酵」です。
発酵の過程も決して悪くないのですが、時間の有効活用。

ゆっくりと長時間発酵させるので熟成もかかってより味わい深いパンに仕上がるのがこのオーバーナイト発酵一番の魅力。

ドライイーストを加えた生地をある程度こねたら野菜室に入れて寝かせます。

いつも休日の朝に向けて前日に用意しているので朝こんがり焼けたパンを楽しめるというわけです。


「忙しい」の休息に、ゆったりした時間をつくりませんか。

CATEGORY-発酵

SUNAGA KENTA

1991年生まれ。都内在住のフリーランス。熱狂したことについて発信中。